ティノ・クワン
国際的に高い評価を受けている照明デザイナー、ティノクワンは、世界で最も有名な巨匠の1人と見なされています。彼の輝かしい作品は、香港の多機能極小住宅(ナノホーム)から、ユーラシアの王宮、太平洋岸で最も豪華なホテルまで、世界中の景色に見ることが出来ます。過去40年間には、香港インテリア・デザイン・アソシエーション(HKIDA)より「生涯功労賞」、香港コミュニケーション・アートセンターからは「10名の優秀デザイナー賞」等を受賞、数々の称賛を得て参りました。
香港で生まれ育ったクワンは、香港理工大学にて工業デザインを専攻しました。 1973年に卒業後、インテリア及び家具の設計事務所に勤務し、その後、米国の Spatial Light Environments Design Companyの照明デザイナーとしてキャリアを重ねました。そしてクワンはギリシャ支社に配属され、ギリシャの海運王のホテルの照明設計に従事しました。ギリシャ滞在中、遺跡の規模とシンプリシティに触発され、ギリシャの国の豊かな芸術と建築の歴史は、彼に多大な影響を与えました。 その後すぐ、クワンはロンドンのデールケラー&アソシエイツに勤務し、そこでヨーロッパの芸術、文化、および照明業界について更に学ぶ機会を得ることが出来ました。 1979年には、ロンドンにティノ・クワン・ライティング・コンサルタンツ(TinoKwan Lighting Consultants)を設立し、1981年に本社を香港に移転しました。国際的なデザインサークルの内外を問わず、専門家達はクワンの留まることのない先駆的なデザインの成果を称賛しています。 今日、照明業界で影響力のある人物として、トレンド、プロダクトデザイン、および照明の要件についてメーカーに助言するなど、実践と活動の場を拡げています。クワンは2008年から香港のデザイン研究所と北京の清華大学で教鞭をとっており、若いデザイナーに知識を伝え、チャンスを提供することに熱意を注いでいます。クワンはまた、アジア太平洋ホテルデザイン協会において、2010年から2016年まで副会長、2016年から会長として積極的に活動に関わっています。加えて、アジア太平洋ホテルデザイン協会において、2010年から2016年まで副会長、2016年から会長として積極的に活動に関わっています。 |
ティノクワン・ライティング・コンサルタンツ
ティノクワン・ライティング・コンサルタンツ(TKLC)は1979年にロンドンで設立され、その後1981年に本社を香港に移転しました。現在TKLCの社員は60人を超え、世界で最も大きい照明デザイン事務所の1つとして、香港・北京・東京の3箇所にオフィスを構えています。
「最少限の照明器具で最大限の照明効果を引き出す」をTKLCの設計哲学として掲げ、とりわけ高級ホテル、カジノ、クラブハウス、レストラン、複合施設、商業ビル、オフィス、物販店、レジデンス開発、個人邸宅、ランドスケープなどを得意としながら(それらに留まることなく)、その専門性はインテリアからエクステリアの建築照明まで多岐に渡ります。 革新と環境保護を信条とし、一般的に良いとされる照明と、卓越して優れた照明の違いをも明確にする、情熱的で心を揺さぶるソリューションを実現します。 国際照明デザイナーズ協会や照明学会からの受賞を始めとし、TKLCは長年に渡り世界的に評価されて参りました。また建築家やインテリアデザイナーの方々からも、同様に高い評価を頂いています。 何よりも、「すばらしいプロジェクトは光に始まり、光に終わる」というティノ・クワンの言葉にもあるように、照明デザインの重要性を社会全体に認識していただくことを目標としています。 |
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